インターネット無料のアパートについて(1)
スーモ・アットホーム等の賃貸アパートの募集事項の中にインターネット・Wi-Fi無料と記載された物件があります。
アパートを借りられる方にとって、毎月のネット料金(約4000円~5000円)が無料になればそのメリットは大きいでしょう。
但し注意が必要なのは、建物及び各部屋へどのような種類の回線が引込れているかという点とその容量です。
一般的な回線の種類として「LAN回線」と「光ファイバー回線」の2種類があるそうです。
「LAN回線」とは、近くの電柱から建物の共用部まで容量の大きい光ファイバーを引き込みますが、建物共用部から各部屋まで「LAN回線」に分けて引込むそうです。
従って建物の共用部まで大容量の光ファイバー(最近では1Gバイト=1000メガバイト)が引込まれていれば、例えば20部屋にLAN回線を引込んでも1部屋平均50メガバイトの容量が確保できます。
全部屋で同時に動画(20~30メガバイト)を見たとしても支障がないそうですが、全部屋でオンラインゲームやオンライン授業を受けた場合支障があるそうです。
水道の配管に置換えて水流で考えた方がイメージしやすいかもしれません。
古い光ファイバーであれば、容量が1Gバイトではなく10分の1の100メガバイトの場合もあり、20戸同時に動画を見たら画像が固まって支障が出る可能性があります。
一方「光ファイバー回線」とは、電柱から建物共用部までと共用部から各部屋までを全て「光ファイバー」でつなぐそうです。
最近の容量1Gバイトの光ファイバー回線が引いてあれば、全部屋でオンラインゲームやオンライン授業を受けても支障がないそうです。
「光ファイバー回線」は入居者にとってメリットがある反面、オーナー様にとって導入費用・毎月の管理費等のコストが「LAN回線」に比べ高額なため、ネット無料の約80%のアパートが「LAN回線」だそうです。
物件を掲載している不動産会社に問合せしても、おそらく専門外という理由でほとんど明確な回答は返ってこないと思いますが、興味のある方は問合せされてはいかがでしょうか?