不動産の売却について(1)

不動産の売却について(1)

不動産の売却について(1)

不動産(土地・建物)を売却される場合、みなさんはどのように行動されるでしょうか?

不動産会社へ相談する。無料査定サイトで問合わせをする。どれも正解だと思います。ただし、気をつけていただきたいのは、不動産会社によっては市場価格をはるかに上回る高い査定価格を提示される場合です。

ご存知かもしれませんが、不動産の査定には決まった方法はありません。不動産の指標としてあるものは、①毎年4月に市から届く固定資産税の課税明細書に記載されている土地・建物の評価額(添付)②固定資産税路線価③相続路線価④公示価格です。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B7%AF%E7%B7%9A%E4%BE%A1

土地については上記の価格や近隣の実勢価格・成約事例等を元に査定を行います。②・③・④はインターネットでも簡単に情報は入手できます。

全国地価マップ:https://www.chikamap.jp/chikamap/Portal?mid=216

①・②は④公示価格の約70%、③は④の約80%ともいわれています。

ただし、公示価格と実勢価格が異なる場合が多く、インターネットで公開されている土地の価格は募集価格で成約価格ではありません。また売り急ぎの場合とじっくり時間をかけて売却したい場合がありますが、公開情報だけではわかりませんし、成約価格は表にはなかなか出てきません。査定サイト等で45秒で簡単査定と記載されている場合もありますが、同じ道路に接している土地でも、面積・間口・奥行き・日当り・環境等異なる場合が多く、評価も異なります。現地での確認が必ず必要です。

例えば、同じ50坪の土地でも、間口10m、奥行16.5mの土地もあれば、間口6m、奥行27.5mの土地もあります。当然間口10mの土地のほうが評価が高いのですが、近隣事例があったとしても、価格を簡単には決められません。

査定サイトの担当者をすべて否定するつもりはありませんが、不動産の価格をそんなに簡単にはじき出せるものではないということを御理解いただきたいのです。

建物については査定ソフト等に建物の構造・グレード・築年数・床面積・リフォームの状況等を入力します。古い建物の場合、白蟻の被害がないか、雨漏りがないか、給排水管の漏れ・詰まりがないか等の確認が必要です。

また、建物の状態がおもわしくない場合、解体費用も把握したほうがベターでしょう。新しい土地の購入希望者が現れた時、契約書に所有者負担で建物を解体し更地で引き渡すという条件を明記し契約を行う場合もあります。

解体業者は弊社でもご紹介可能ですし、所有者の方が探されてもかまいません。

 

 

 

 

 

 

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